私が初めて村上春樹の小説を読んだのは大学生になってからの事。記念すべき最初の村上作品は『ノルウェイの森』でした。ベストセラーと騒がれてから随分経ち、文庫になっていましたが確か本屋にズラーッと平積みになっていたように思います。

それから色んな村上作品を読みました。小説もエッセイも。
村上朝日堂シリーズのように面白おかしいエッセイも好きですが、この『遠い太鼓』のような旅行記も好きです。

今回お盆休みの帰省の際に鞄に詰め込んだのが『遠い太鼓』でした。今までに何度か読んでいるのですが、それでもふと読みたくなる本なのでちょっとした旅行の時などに持って行って適当にペラペラとめくったページに目を通したりしています。結構分厚いのでこれ1冊を持っていれば、例え旅先などで予想以上に暇で本を読むしかないというような事態になっても安心です(笑)。

『遠い太鼓』は村上春樹が三十七歳から四十歳になるまでの三年間、日本を離れて主にヨーロッパで過ごした日々の事などを綴ったもの。村上春樹はその三年間に『ノルウェイの森』、『ダンス・ダンス・ダンス』などの長編小説を書いているのです。

『遠い太鼓』を読もうと思ったのは『ノルウェイの森』を書いた時の村上春樹がどのような日々を送っていたのかを知りたいという好奇心があったからというのもあります。
でも、読み始めたらそんな事は忘れてしまい、ただこの作品に漂う異国の空気のようなものとゆるやか~な雰囲気をすっかり気に入ってしまったのです。

小説以外の村上春樹の作品の中ではダントツの1位で大好きな作品です。

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村上 春樹
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