東京バンドワゴンシリーズ第2弾『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』、ゆっくり読もうと思ったのに、あっという間に読み終えてしまいました。

シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン (東京バンドワゴン) (集英社文庫)

そして、この『シー・ラブズ・ユー』を読んで、私がこのシリーズのファンになることが確定!とにかく面白くて魅力あるシリーズ作品です。

東京の下町で古本屋「東京バンドワゴン」を営む4世代の大家族堀田家。前作で堀田家の次男青と結婚し、正式に堀田家の一員となったすずみも加わり、一つ屋根の下に9人が暮らす賑やかな堀田家に、今回もさまざまな出来事が起きます。

古本屋の隣で営むカフェに赤ん坊が置き去りにされる「百科事典は赤ちゃんと共に」など全4編が収録されています。

「恋の沙汰も神頼み」では、若くしてIT企業の社長であり東京バンドワゴンの常連客でもある藤島の過去が明らかになります。

今回は第1弾と比較すると、収録作全てにミステリーっぽい雰囲気が漂っている気がします。もちろん、このシリーズの魅力でもあるホームドラマ的な人情味あふれる温かさもあります。

そして、藍子をめぐるマードックと藤島のライバル関係に決着がつき、堀田家に新たな家族が増えるなど、どんどん新しい展開を迎えていくのが、シリーズ作品としては楽しみのひとつ。

花陽と研人、とりわけ小学校を卒業し中学生になる花陽は、その発言もだんだんとしっかりとしてきて、その成長ぶりがハッキリと感じられるのですが、何だかもう少し子供のままでいて欲しかったような、ちょっぴり複雑な気もします。

第2弾の段階で、随分と登場人物の人数が増えてきていますが、それもこのシリーズの楽しみになりそうです。

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小路 幸也

集英社
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早く第3弾『スタンド・バイ・ミー』が文庫化されないかなぁ。
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