私がジャズに興味を持つようになったのは80%が村上春樹の作品の影響。あとの20%は金城一紀と伊坂幸太郎。

とにかく村上春樹の作品には、ジャズの曲やミュージシャンの名前がやたらと登場してくるので、ジャズになどまるで興味のなかった私も、知らないうちに影響を受け、いつの間にか一枚、また一枚とジャズのCDを買っては聴くようになりました。


村上春樹がまるごと一冊ジャズミュージシャンについて書いたのが、『ポートレイト・イン・ジャズ』。実はこの本、ずっと前に図書館で借りて読んだことがあるのですが、やはり自分の手元に置いておきたくなって買いました。

イラストレーターの和田誠さんが描いたジャズミュージシャンのイラストに、村上春樹さんが文章をつけるという方法で出来たものだそうです。

単行本二冊を収録し、あらたにボーナス・トラック三篇を加えた増補決定版ということで、結構分厚い文庫本になっています。

中には和田誠さんが描いたカラーのイラストがあって、それだけでも楽しめますが、そこにつけられた村上春樹の文章がいい。

例えば、一番最初に登場するチェット・ベイカーについての最初の文。

チェット・ベイカーの音楽には、紛れもない青春の匂いがする。


いかにも村上春樹っぽくないですか?

さらにビル・エヴァンズについて。

どのトラックも素晴らしいけれど、僕が好きなのは「マイ・フーリッシュ・ハート」。甘い曲、たしかにそうだ。しかしここまで肉体に食い込まれると、もう何も言えないというところはある。世界に恋をするというのは、つまりはそういうことではないか。


味わい深いエッセイなので、何度も読み返したくなります。

ポートレイト・イン・ジャズ (新潮文庫)ポートレイト・イン・ジャズ (新潮文庫)
和田 誠,村上 春樹

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また、各ミュージシャンの最後のページには、村上春樹さんが所蔵するLPジャケットの写真も掲載されているのですが、この本に掲載されたアルバムの中で実際に私が買ったのは、上の写真にも載っていますが、マイルズ・デイヴィスの『‘FOUR’&MORE』、リー・モーガンの『THE SIDEWINDER』、ハービー・ハンコックの『MEIDEN VOYAGE』の3枚。『‘FOUR’&MORE』は手前の一番左なので、ちょっと見えないかも。

Four & More ザ・サイドワインダー 処女航海

ジャズのCDって、1000円前後で買えちゃうものが多くて、嬉しいですよね。私は、本もCDもどちらかというと借りるよりも買う派なので、助かります♪

その他、『ポートレイト・イン・ジャズ』で紹介されていて、私が欲しいと思っているCDがコチラ↓

ワルツ・フォー・デビイ 5バイ・モンク・バイ5+2 フル・ハウス

ジャズのCDジャケットって、カッコイイですよね。
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