私の好きな漫画のひとつ、谷口ジローの『孤独のグルメ』。先日発売されたSPA!に新作が掲載されたみたいですね。『孤独のグルメ』だけ読みたいなぁ。

また、昨年4月に出版された新装版には、10年ぶりの新作に加え、久住昌之×谷口ジロー×川上弘美による鼎談も収録されているそうです。


文庫派の私が持っているのは、文庫版『孤独のグルメ』。

私がこの『孤独のグルメ』という漫画の存在を知ったのは、青木るえかのエッセイ『主婦の旅ぐらし』で「恐るべき本」として紹介されていたのを読んだから。
青木さんは、そのエッセイに『孤独のグルメ』を五十回は読んでいると書いていて、さらに「何が恐ろしいのかというと、このマンガは、「読むだけで太る」のである。」とも書いていました。

そこまで言われたら、読んでみたくなるじゃないですか。それに私は谷口さんの『犬を飼う』や『神々の山嶺』なども好きだったので、谷口さんの漫画ならハズレはないと思ったのです。

読んでみて、青木さんが「読むだけで太る」と書いていた意味が分かりました。とにかく出てくる食べ物が美味しそうなのです。

主人公の井之頭五郎が食べるのは、めし屋のぶた肉いためライスだったり、焼きまんじゅうだったり、新幹線の中で食べるシュウマイだったり・・・と、高級グルメなどではなく、庶民の味と言える食べ物ばかり。だからこそ、その美味しさが想像できて、思わず食べたくなってしまうのです。もちろん、谷口さんの描く絵の表現力があってこそですけど。それに井之頭五郎が食べる時の表情と「はふ」とか「もぐもぐ」とか「キュッ」、「シャリ」、「コリ」、「ズズゥ」という分かりやすい擬音がさらに食欲をそそる。

ただ、主人公の井之頭五郎のキャラクターがいまいち好きになれないのが残念。ちょっと愚痴っぽいところが嫌です。でも、食べ物は本当に美味しそうなので私もこの『孤独のグルメ』は買ってからもう何度も読んでいます。この漫画は手放せません。

新装版も評判いいみたいなので気になります。

孤独のグルメ 【新装版】
久住 昌之
扶桑社
スポンサーリンク
関連記事