伊坂幸太郎の小説はどれもこれも好きだ好きだと繰り返していますが、やっぱり好きなんですよね。

この『チルドレン』もそう。『チルドレン』は今現在私が読んだ伊坂作品の中で1、2を争うくらい好き。どの作品と争っているかと言うと『砂漠』なんですけど。2つの小説の共通点は「友情」っていうか「仲間」っていうかそんな感じでしょうか。決してベタベタした関係ではなくてドライなところがいい。

『チルドレン』はとにもかくにも陣内のキャラクターの面白さに限りますね。『陽気なギャングが地球を回す』の響野に似た、おちゃらけてふざけてばかりいるようでいて、実は周囲の人の事をよく見ていていざという時にスッと助け舟を出してくれたりしちゃうところがカッコよかったりします。本当に愛すべきキャラクターなのです。

そして、そんな陣内に時には迷惑をかけられながらも友人あるいは後輩として付き合う鴨居や永瀬、優子、武藤らもまた温かくて素敵なキャラクターばかり。

この『チルドレン』は5つの短編からなる連作短編集で、もちろんどれも面白いのだけれど私が特に好きなのは1番最初の『バンク』です。『バンク』は陣内と鴨居、永瀬が銀行強盗に遭遇してしまう話なんだけれど、ここで陣内と鴨居は初めて永瀬に出会うんです。このストーリーでの永瀬の名探偵ぶりや陣内の超マイペースっぷりがとても面白いのです。

チルドレン (講談社文庫)
伊坂 幸太郎
講談社
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私のもうひとつの伊坂作品ナンバー1候補である『砂漠』が完全版として発売されるみたい。

砂漠(Jノベル・コレクション)
文庫本じゃないっぽいけどコレは買います。文庫化が待ちきれないので。
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