村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読んだ後、また時代小説を読みたくなったので、家の本棚を物色。藤沢周平にするか、山本周五郎にするか・・・。いや、宮部みゆきの短編集にしよう。ということで選んだのが『幻色江戸ごよみ』。再読です。実は、宮部さんの時代小説の短篇集で一番好きなのはこの『幻色江戸ごよみ』ではなく、『初ものがたり』なのですが、その文庫が見当たらない・・・。また買いなおさないと...

宮部みゆきの時代小説『日暮らし』は『ぼんくら』の続編。前作『ぼんくら』にも登場した御馴染みの登場人物が今回もあちこちで顔を出しています。最初は文庫の上・中・下全3巻(※新装版は上・下全2巻)というボリュームに、及び腰になりそうでしたが、いざ読み始めれば、あっという間に3冊読み終えてしまいました。途中で止めることが出来ずほとんど1日で読んでしまいました。それは、やはりこの小説がただの時代小説ではなく、宮...

私は時代小説も好きでよく読むのですが、宮部みゆきの時代小説は、ミステリーとしても楽しめるのでちょっと得した気分になれます♪江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋を営む太助が殺された。太助の妹お露が言うには太助は殺し屋に殺されたらしい。そこで本所深川方の同心、井筒平四郎が事件の解決に動き出す『殺し屋』。太助が殺害された後、鉄瓶長屋の差配人久兵衛が姿を消してからまるひと月が過ぎた。平四郎が鉄瓶長屋に顔を出すと桶...

宮部みゆきの小説にも好きな作品がたくさんあるのですが、そのひとつがこの『淋しい狩人』です。東京の下町にある小さな古書店“田辺書店”の店主イワさんと、その孫で高校生の稔。『淋しい狩人』は、この田辺書店を舞台に繰り広げられる大小様々な事件を、イワさんと稔が解いていくという連作短編集です。全部で6編の短編が収録されているのですが、その中には、いかにも宮部みゆきらしい、人間の裏側を暴き出すような、ぞっとする...

初めて宮部みゆきの小説を読んだ時は、その面白さに衝撃を受けました。初めて読んだ宮部作品は確か『レベル7』だったと思います。こんな面白い小説を書く作家の作品を今まで読んでこなかったなんて!と思って慌てて過去の作品も読み漁りました。もちろん今でも新刊が楽しみな作家の一人。現代小説、時代小説どちらも大好きです。宮部みゆきの数ある現代小説の中で、私が1番好きなのは『クロスファイア』。主人公の青木淳子は特殊...