村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読んだ後、また時代小説を読みたくなったので、家の本棚を物色。藤沢周平にするか、山本周五郎にするか・・・。いや、宮部みゆきの短編集にしよう。ということで選んだのが『幻色江戸ごよみ』。再読です。実は、宮部さんの時代小説の短篇集で一番好きなのはこの『幻色江戸ごよみ』ではなく、『初ものがたり』なのですが、その文庫が見当たらない・・・。また買いなおさないと...

何だか村上春樹の小説が読みたい気分だったので、久しぶりに『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読みました。この小説を読むのはこれで3回目。 ものすごく不思議なんだけど一応リアルな世界だと思われる“ハードボイルド・ワンダーランド”と高い壁に囲まれた不思議な街“世界の終り”、この一見無関係に思われる2つの世界のストーリーが交互に展開されていきます。“ハードボイルド・ワンダーランド”の主人公“私”は計算...

『風が強く吹いている』、『まほろ駅前多田便利軒』と三浦しをんの小説を読んで、次はどの作品を読もうかなぁと思って選んだのが『月魚』。古書店の店主とせどり屋の息子の話という設定が面白そうだと思いました。老舗の古書店『無窮堂』の三代目店主本田真志喜と卸専門の古本屋瀬名垣太一の二人は幼馴染。真志喜の祖父がせどりをしていた瀬名垣の父親に目をかけてくれるようになったのが縁で、幼い瀬名垣も『無窮堂』に出入りする...

これまでエッセイしか読まなかった三浦しをんの小説『風が強く吹いている』を読んで、その面白さにすっかり夢中になってしまいました。そして、なぜ今まで小説を読まなかったのか、ちょっと後悔しました。この『まほろ駅前多田便利軒』は、直木賞受賞作として注目していた作品。「あんたはきっと、来年は忙しくなる」。多田啓介が病院に入院している曽根田のばあちゃんにそう言われる場面から物語は始まります。心の中では曽根田の...

三浦しをんの小説を読むのは、これが初めて。エッセイは面白くて好きなのですが、そのエッセイでのしをんさんのイメージが強くて・・・。もともとスポーツものは私の好きなジャンル。それで、初めての三浦しをんの小説にこの『風が強く吹いている』を選びました。既に映画化もされて、すっかり有名な作品。竹青荘というボロアパートに住む寛政大学の四年生、清瀬灰二(ハイジ)。ハイジはある夜、万引きをしてコンビニの店員に追われ...

週末に夫と温泉旅館に一泊してのんびりしてきました。主婦にとって何より嬉しい上げ膳据え膳。もちろんお料理も美味しくて大満足でした♪私はアルコールが全くダメなので食事の時にお酒は飲まないのですが、夫はビールを飲んでいました。でも、実は夫もそんなにお酒が強い方ではないので、食事の後はすぐに寝てしまいました。まだ夜の8時過ぎだったと思うのですが・・・。いつものパターンなので、私は持ってきた文庫を読みました。...

私がジャズに興味を持つようになったのは80%が村上春樹の作品の影響。あとの20%は金城一紀と伊坂幸太郎。とにかく村上春樹の作品には、ジャズの曲やミュージシャンの名前がやたらと登場してくるので、ジャズになどまるで興味のなかった私も、知らないうちに影響を受け、いつの間にか一枚、また一枚とジャズのCDを買っては聴くようになりました。村上春樹がまるごと一冊ジャズミュージシャンについて書いたのが、『ポートレイト・イ...

佐藤正午の『Y』が届いてから、中断していた村上春樹の『ノルウェイの森』の再読。世間は『1Q84』ブームの中、数年ぶりに『ノルウェイの森』を読み返してビックリ。それは、私の記憶の中にある『ノルウェイの森』とは随分違う印象を受けたからです。 これほどまでに性的な描写が多かったかな?確かこの本を初めて読んだのは大学生の時で、その後も少なくとも一度は再読したはずなのですが、細かい内容はすっかり忘れてしまっていて...

宮本輝は私が読書の魅力を知るきっかけとなった作家で、お気に入りの作品は何度も読み返しています。短篇集の『星々の悲しみ』もそんなお気に入り作品のひとつ。表題作『星々の悲しみ』の他、『西瓜トラック』、『北病棟』、『火』、『小旗』、『蝶』、『不良馬場』と全部で7つの短篇が収録されています。私が好きなのは表題作『星々の悲しみ』。主人公の志水靖高は大学入試に落ちて予備校に通い始めたばかりなのだが、ふと足を向...

村上春樹の短編集『レキシントンの幽霊』。久しぶりに再読。それで思い出したように、この短編集結構好きだなーなんて思ったりしました。この短編集には表題作『レキシントンの幽霊』の他、『緑色の獣』、『沈黙』、『氷男』、『トニー滝谷』、『七番目の男』、『めくらやなぎと、眠る女』の七つの短篇が収録されています。収録されている短篇のどれも好きです。あ、でも『緑色の獣』はちょっと苦手かも。ちなみに『緑色の獣』は、...