洋泉社から12月17日に『伊坂幸太郎WORLD&LOVE!』というムックが出るらしい。『伊坂幸太郎WORLD&LOVE!』の内容は、以下のとおり。(洋泉社サイトより)《巻頭特集》●仙台の伊坂ワールド●映画公開目前!『ゴールデンスランバー』はこう読む、 みどころ特別インタビュー・なんでこんなにおもしろい?(ダヴィンチ編集部/このミス編集部/書店員ほか)・伊坂検定100問!・ファンならチェックしたい伊坂幸太郎おすすめの本・映画・CD...

伊坂幸太郎の『フィッシュストーリー』は、『動物園のエンジン』、『サクリファイス』、『フィッシュストーリー』、『ポテチ』の4つの中篇を収録した作品集。もう、読んでる最中も、読み終わった後も、伊坂作品最高!って思いました。まず、最初の『動物園のエンジン』。これは、私の場合、最後まで読んでようやく“ある事”に気付きました。それに気付いた時は、やられた~と思いましたが、思わずもう一度読み返してました。これは...

江國さんの作品は好きで小説だけでなくエッセイなどもほとんど読んでいるのですが、そんな中でこの『神様のボート』はそれほど好きな小説ではありませんでした。だけど、今回何となく再読してみたら、前に読んだ時よりも好きになりました。-どうして引越しばかりなの?ママはあたしの髪に何度も唇をつけながら、-ママも草子も、神様のボートにのってしまったから。と言ったのだった。『神様のボート』は、葉子と草子という母娘の...

読書の喜びをひしひしと感じながら『陽気なギャングの日常と襲撃』を読みました。あっという間に読んでしまいました。やっぱり伊坂幸太郎はいいなぁ。それともこの本の前に読んだローレンス・ブロックの『八百万の死にざま』がよっぽど私には合わなかったのか。伊坂ファンならご存知の通り、この『陽気なギャングの日常と襲撃』は、『陽気なギャングが地球を回す』の続編にあたる作品です。前作を読んでいなくても楽しめるとは思い...

有川浩の図書館戦争シリーズが文庫化されたら是非読んでみたいと思っているので、とりあえず文庫化を待つ間、有川浩作品の入門として、文庫化されている作品を読んでみることに。そこで、自衛隊三部作と呼ばれている三作品の中から、ざっとあらすじを読んで面白そうだった『海の底』を選びました。米軍横須賀基地で行われる桜祭りには多くの人々が訪れていた。そこに現れたのが、ザリガニをメートル級にしたような巨大な甲殻類。巨...

発売を楽しみにしていた伊坂幸太郎の『終末のフール』。文庫化されて初めて読むので、一気に読んでしまうともったいないから、味わうようにちょっとずつ・・・と思ったんですけど、やっぱりあっという間に読んでしまいました。『終末のフール』は、「終末のフール」、「太陽のシール」、「籠城のビール」、「冬眠のガール」、「鋼鉄のウール」、「天体のヨール」、「演劇のオール」、「深海のポール」という8篇の短篇からなる作品です...

江國香織の『ホリー・ガーデン』を久しぶりに再読。前に読んだ時も、この小説好きだなぁと思ったけれど、再読してもやっぱりよかった。眼鏡屋で働く果歩と、美術教師の静枝。二人は幼なじみで親友。果歩は5年ちかく前に別れた恋人津久井のことを忘れられずにいる。それは未練というのとは違っているのだけれど、とにかく津久井のこと、表情や着ていた服まで今でもはっきりと覚えている。そんな果歩を心配する一方で新しい恋に踏み...

保坂和志の『プレーンソング』、『草の上の朝食』を読んだら猫つながりで浅暮三文の『嘘猫』を読み返したくなったので、本棚から引っ張り出して再読。これもお気に入りの一冊なのです。猫はよく分からない。いるようでいて、いないし、いないようでいて、いる。それに嘘をつく。大きな嘘、小さな嘘、いろいろな嘘を。こんな出だしで始まる『嘘猫』の主人公の「僕」は著者の浅暮三文本人。1984年、24歳だった僕は、コピーライターと...

絲山秋子は好きな作家のひとり。芥川賞受賞作『沖で待つ』を文庫化を機にようやく読むことが出来ました。『沖で待つ』には、表題作の他に36歳、現在無職で職安に通う主人公の恭子が、勤労感謝の日に気乗りしないお見合いをする羽目になる『勤労感謝の日』と、文学や政治の世界で活動し、「しいはらたい」という仲間がいる「しいはらぶんたろう」という、ある人物を彷彿とさせる男が主人公の『みなみのしまのぶんたろう』という短篇...

私は江國香織の小説では、どちらかというと恋愛小説よりも家族あるいは友情などを描いた作品の方が好きです。この『こうばしい日々』には表題作『こうばしい日々』と『綿菓子』という2篇の中篇が収録されています。私は、特に表題作『こうばしい日々』が好きで、何度も読み返しています。『こうばしい日々』の主人公大介は11歳。父親の転勤で、両親と大学生の姉麻由子の家族全員でアメリカで暮らしている。大介と麻由子は歳が離れ...