とうとう読んでしまった・・・というのも、藤沢周平のこの用心棒シリーズはもっと後の楽しみにとっておくつもりで今まで読まずにいたから。私の好きな川上弘美のエッセイ集『あるようなないような』のなかの『ごうつくばあさま』というエッセイで川上さんが「おいしいものは後まわし」方式で、藤沢周平の著作の何冊かを読まずに我慢していると書いているのですが、私もそれに倣って、藤沢周平の著作は少しずつ楽しもうと思っているの...

宮部みゆきの『ぼんくら』は、半村良の『どぶどろ』という小説へのオマージュである・・・というようなことをどこかで目にした覚えがあり、書店をぶらぶらしていた時にたまたまその『どぶどろ』が平積みになっていたので、読んでみようかなと思い、いかにも時代小説っぽい渋い表紙の文庫を手にレジに向かったのです。この『どぶどろ』の扶桑社文庫版には、宮部みゆきさんが『平吉の“幸せ”』という『どぶどろ』への思い入れたっぷりの...

私は時代小説も好きでよく読むのですが、宮部みゆきの時代小説は、ミステリーとしても楽しめるのでちょっと得した気分になれます♪江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋を営む太助が殺された。太助の妹お露が言うには太助は殺し屋に殺されたらしい。そこで本所深川方の同心、井筒平四郎が事件の解決に動き出す『殺し屋』。太助が殺害された後、鉄瓶長屋の差配人久兵衛が姿を消してからまるひと月が過ぎた。平四郎が鉄瓶長屋に顔を出すと桶...